
祈祷会は箴言12章より。
4節の「しっかりした妻は夫の冠。恥をもたらす妻は、夫の骨の中の腐れのようだ。」というみことばを中心に学びました。
21章9節には
「争い好きな女と一緒に家にいるよりは、屋上の片隅に住む方が良い。」
21章19節には
「争い好きで、苛立つ女といるよりは、荒野に住む方がまだましだ。」
19章13節には
「妻のいさかい好きは、したたり続ける雨漏り」という言葉があります。
このような争い好きで口うるさく、平安・安心がない人と、対極的に記されているのが今日の「しっかりとした妻」です。
この「しっかりとした」という言葉は旧約の中に3回出てくるそうですが、ここには「力強さ・堅固さ・効果的な働き」という意味があります。「勇士」という軍隊用語でもあるそうですが、名誉・尊厳のためのみでなく、夫の能力から最高のものを引き出す働きという意味があるのだと語られました。神様は女性を男性の助け手として、アダムのあばら骨から造られました。しかしこの助け手というのは、「ヘルパー」という意味ではありません。三位一体の神様は「人が一人でいるのはよくない」と言われ、「我々の似姿に作ろう」と、人を交わるものとして造られたのです。
創世記2章24節には「それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。」と記されています。
一心同体とは、この男性に最も相応しい女性が一つとなることによって完成形とされることです。女性はゆえに、ヘルパー、補助者ではなく、男性から最高のものを引き出す働きを担っていると言えます。そして、このような妻は、主から授けられる(賢明な妻は主からのもの。箴言19章14節)のであるから、主に祈り求めていくこと。主のご支配の中にあって与えられる結婚を願い祈ってゆくことの大切さを思いました。
箴言の31章10節以降には「しっかりした妻」がどんな人か、描かれています。
9つ挙げらました。
①真珠よりも値打ちが高い
②夫に幸いをもたらし、能力を引き出す人
③精神的・肉体的に健康である人
④貧しい者に手を差し伸ばし、施し、憐れむ人
⑤未来への希望を持っている人
⑥主を恐れ、知恵を語り、それを教える人
⑦家族の様子に目を配る人
⑧勤勉である人
⑨夫と子どもたちから尊敬されている人
真の「女子力」とは、聖書に重点を置くものです。それは「男子力」「親力」にも言い換えられますが、主を恐れるものに与えられてゆくものです。
聖書のルツ記に出てくるルツもまさにそのような人でした。彼女は夫を亡くした異邦人でした。しかし、ルツは姑ナオミを捨てず、最後まで仕え、ともに生きることを選び、イスラエルの神に献身したのです。マタイのイエス様の系図には、4人の異邦人、しかも女性が名を連ねています。これは非常に不思議なことで、ユダヤ人の男性の名前のみの貴重な系図の中に、「なぜ、この人の名が?」と首を傾げて、意外に思われてもおかしくない名が残されているのです。この4人の中にルツが選ばれていることを通して、私たちは、ひたむきに主に献身し、主に従い、主を愛する者が、「信仰によって義とされる恵み」を知ることができます。
私たちもルツにならうように、主を恐れみことばに生きる時に、主の系図の中に加えられてゆくものとして、しっかりした信仰がたてあげられ、「主を恐れること」による知恵が増し加わる歩みが与えられてゆくことを覚えていきたいと思います。
祈祷会後「この9つの特徴全部の真逆が私だわ!夫が可愛そう!」と笑顔で叫ぶ、お茶目な婦人の声が会堂に響き渡りました・・。皆がほのぼの・・・。
まさしく、これは人の成せるわざでなく、神に頼り、神からいただく恵みであることを改めて思い、主から目をそらさず従いゆくことの大切さを思いました❣️
イエスは彼らをじっと見つめて言われた。「それは人には出来ないことですが、神にはどんなことでもできます。」マタイ19章26節
主に信頼して‼️
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